
TOEIC700点は、TOEIC公開テストでは上位35%位に位置しています。
飛びぬけて高い得点ではありませんが、平均よりも結構高い得点です。
長期間、真面目に勉強していないとなかなか取れない得点です。
では、どれくらいの正答率でTOEIC700点が取れるのでしょうか?
TOEICの配点方法は?
TOEICはリスニング100問、リーディング100問の計200問となっていて、最高得点は990点というのは皆さんご存じでしょう。
しかし、配点方法が特殊な形になっていて、1問当たれば5点というような決まりきった配点とはなっていません。
何故かといえば、例えば正解率10%の問題と正解率90%の問題を同じ5点という配点にしてしまったら、正しい実力を反映した得点にならないからですね。
ですので、各設問について、このような正解率を考慮したような配点がされているのではと私は推測しています。
例えば、実力を反映させるために、正解率10%の問題は6点。正解率90%の問題は4点というような配点にしたりしている可能性もあるわけです。
ただしTOEIC主催者は、配点についての情報を公表していませんので、実際にどのようになっているかはわかりません。
ひとつ言える事は、いつTOEICを受けても、同じ実力であれば同じ得点が出るように調整されているという事です。
ただし、毎回同じ得点が出るように調整されているとはいえ、±50点の誤差はあり得るとの事ですので、その点は考慮に入れて、一喜一憂しないようにしましょう。
TOEIC700点の正答率はどれくらいか?
TOEICは問題毎に難易度がバラバラではありますが、難しい問題、簡単な問題含めて大体何問正解すれば、何点になるという目安はありますので、それを紹介したいと思います。
TOEIC700点の配分をリスニング350点、リーディングを350点としたときの正解数の目安は以下のようになります。
リーディング:75問正解で350点
計200問中145問正解で700点
となります。(注意!あくまでも目安です)
TOEICを良く受験していればわかると思いますが、一般的にはリスニングの方が平均点が高くなります。そのため、リスニングの方が少ない正解数で得点は高くなりがちです。
結局のところ、リーディング・リスニング両方通して、
正答率72%位でTOEIC700点となります。
TOEIC700点の実力はどれくらい?
TOEIC700点は、私の感覚では、
仕事で実用的な英語を使えるようになるためのスタートラインに立てたところ
という感じです。
そんなに低いレベルではないですが、ビジネスで英語を使うとなるとまだまだ厳しいでしょう。とはいえ、理系やエンジニアの方だと割と重宝されたりもします。その辺は下記の記事で説明させていただきました。
⇒TOEIC700点のエンジニアはどれほど価値があるのか?転職で有利になるのか?
簡単にまとめると、TOEIC700点は、
・でも、スピーキング(英会話)が全くできない人も多い。一方で英会話経験を積んでスラスラ話せている人もいる。
・まだまだ英文の理解に時間がかかるため、スピードを求められる仕事はできない人が多い。
・スピードを求められなけば、なんとか英語を使う仕事もできる。
こんな感じですね。
つまり、同じTOEIC700点を持っている人でも、
・TOEICの試験対策しかしてこなかった人
・日常的に、英会話のトレーニングをしたり、仕事で英語の読み書きをしている人
では、英語力が全然違うという事です。
もし、あなたが、前者であれば、絶対スピーキングのトレーニングをした方が良いです。TOEIC700点を活かすも殺すもあなたしだい。
この記事で紹介している瞬間英作文で英会話ができるようになりますので、是非トライしてみてください!
⇒瞬間英作文は意味がないとは言わせない!スピーキングに最も効果的な理由!
まとめ
TOEIC700点を取得するためには、約72%の正答率が必要という事がわかりました。
でも、実際は、TOEIC700点を取っても『こんなもんなんだ、もっとできるようになると思ってた』と感じる人が多いと思います。私もその一人でした。
それも当たり前で、TOEICでスピーキングやライティングの能力は上がりませんし、ネイティブスピーカーの生の会話なんて、全然理解できません。
しかしながら、TOEIC700点取れるという事は、英語を使いこなすための知識は頭の中にたまっています。
そんな知識を頭の中で眠らせているのはもったいないです。スピーキング能力を磨いたり、仕事や趣味で英語を利用する等して、実用的な英語能力を鍛えるようにしましょう!
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⇒英語力ゼロの人が英会話中級をゴールとして目指すべき理由!