僕は日本人同士で話していると、職業柄『どれくらい英語話せるの?』なんて事が話題になる事が多いです。
そんな時に『日常会話レベルです』という回答を多く聞きます。
では、その『日常会話レベル』とは一体どれくらいのレベルなのか?これまでの経験からまとめてみたいと思います。
日常会話とはなにか?
日常会話とは、
を指します。
つまり、何かとても専門的な話題だったり、珍しい出来事等は日常会話ではないという事ですよね。
しかし、この『普段の生活における会話』というのがやっかいでして、人によって捉え方が全然ちがうみたいですね。
日常の出来事(普段の生活における出来事)といったら、いろいろありますもんね。日常という言葉の線引きをどこにもってくるかで日常の範囲が全然変わってきますよね。
例えば、朝起きる。ご飯を食べる。散歩する。運動する。歯を磨く。お風呂に入る。寝る。みたいなルーチンワーク的に必ず行うようなモノだけを『日常』として線の内側にいれる人もいるかもしれません。
一方で、月に1回だけやるようなことも日常に含む。と考えれば日常の範囲はかなり広くなり、多くの出来事が『日常』の線の範囲に入ります。
このように、人によって『日常』の捉え方が違うのが現実のようです。なので、『日常会話』というものの捉え方も人によって違うという事になります。
英会話の日常会話レベルとは一体どれくらいなのか?
この記事の冒頭で言いましたが、僕は、職業柄『どれくらい英語話せるの?』という話題になる事が多く、誰かが『英語は日常会話レベルしか話せません』と発言するのを良く聞きます。
過去の僕は、この発言にいつも違和感を持っていました。
何故なら、僕にとって日常会話レベルの英語とは、英会話上級者だと昔は判断していましたから。このレベルの人は、普段の生活で何気なく使うような細かい事まで表現出来る人と解釈していたからです。僕は、英語で『逆上がり』も『換気扇』も『スリッパ』も、こんな日常的な言葉を表現できませんでしたから。
それなのに、『日常会話レベルしか話せません』というのは、その人にとっては、『日常会話レベル』が、まるで『海外旅行で困らない程度』のレベルなのかもしれません。
このような『私の英語は日常会話レベルです』というのを何回も聞くうちに、英会話でいう『日常会話レベル』は、その人の英語力を判断するモノサシとしては使えないとわかりました。
やはり、大前提となる、『日常会話』の捉え方が人によって全然違うからですね。なので、もし、あなたが『日常会話レベル』という単語を使っているのであれば、僕のように感じている人もいるんだと心にとどめておくと良いかもしれません。
ちなみに、ビジネス英語レベルとは?
似たような話ですが、『ビジネスで英語を使っている』というと、勝手にスゴイ英語が出来る人と誤解されることも多かったです。
僕の中では『ビジネスで使う英語』とは、とても限られたシチュエーションで、限られた表現だけを覚えればなんとかなる事も多く、本当の意味での『日常会話』に比べたら、全然大変ではないという感覚なんですね。
もちろん、業界によっては、その限られた表現が膨大すぎたり、言葉に気をつけなくてはいけなかったりと、日常会話より大変という業界もあるでしょう。
ただ、少なくとも、僕のいるIT業界ではそんなことはなく、大変ではありませんね。
つまり、一般的には『日常会話』より『ビジネス英語』が難しいと言われているような気がしますが、僕は逆ではないかと感じているところです。
まとめ
話を元にもどすと、結局のところ『日常会話レベル』の捉え方が人によって全然違うので、『日常会話レベル』がどれくらいのレベルなのかを判断できない。というのがこの記事タイトルの答えになってしまい、その人の本当の英語力を知るためには、さらなる質問をしていかないといけないという事ですね。
英語でのコミュニケーション以前に、日本語でもこのようにコミュニケーションがうまくいかない事が多数あります。
日本語での誤解を生まないコミュニケーション能力を高めていく事が、英語でのコミュニケーション能力アップにもつながります。
文法・英単語も大事ですが、コミュニケーション能力も鍛えていきましょう!
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