【オンライン英会話】何言ってるかわからない時の対応・予防策について

オンライン英会話初心者~中級者あるあるなんですけど、「講師が何言ってるかわからないのに、わかったふりして次に進んでしまう」という事があります。

初心者の方からみれば、中級者でもあるんだぁ。なんて思うかもしれませんが、普通にあります。というか自分がそうでした。

この記事では、筆者ナナセ(TOEIC900・大手外資系企業ITエンジニア)が「何言ってるかわからない!」って時に

・どう対処すべきか?
・どんな予防策があるか?

についてお話ししたいと思います。

何言ってるかわからない時の対応について

冒頭でも言いましたが、講師が何言っているかわわからないのに、「わかりましたか?」と聞かれて、愛想笑顔で「わかった」と答える方が結構いると思います。

僕自身、何回も何回もやってしまいました。たぶんこれは、性格的な問題もあるのだと思います。例えば、同じことをいくら聞いてもわからないと

・恥ずかしい
・同じ事を何回も聞くと迷惑かな?
・何がわからないのかわからない
・英語で今の気持ちを表現できない

と、まあいろんな気持ち、感情が渦巻いて、しかもそれを英語で表現できない。結果、わかったふりをして次の話題に進めてしまうという事が僕自身は多かったです。

とはいえ、わかったふりはあまり良くないし、せっかく受けているレッスンを中身のあるもにするために、きちんと、わからないという意志を示しましょう。

質問されて「何言ってるかわからない」時の一番簡単な切り返し方は?

Sorry?

だけで「すみません」「わかりません」「もう一度いってください」という意味としてくみ取ってもらえると思います。実際、日常の外国人とのやりとりでも普通に使えます。ただ、この時「ソーリィ?」の「リィ?」の部分のイントネーションを疑問文のように上がり気味にするようにしてくださいね。

とはいえ、今英会話を学んでいるのであれば、最低限以下の切り返し方は覚えておきましょう。

Could you say that again, please?
もう一度、言っていただけますか?
Could you speak more slowly?
もう少し、ゆっくり話していただけますか?

こうやって、何回か繰り返してもらっても、まだ何言ってるかわからない事もあります。そんな時は、

Could you say that in another way?
別の言い方をしてもらえませんか?

と言って、別の表現、別の言い回しで説明してもらった方が良いかもしれません。

何回も何回も言い直してももらって、ゆっくり話してもらっているにも関わらず、意味がとれないのであれば、残念ながら「講師の教える能力」か「あなたの英語のリスニング能力」が低いという事になってしまうのかなと思います。

そのように判断できる場合は、「講師を変えてみる」もしくは「ご自身のリスニング能力をオンライン英会話以外で少しでも向上させる」のが良いかと思います。

もしくは、日本語のわかる講師、日本人講師を選ぶと良いかもしれません。特に日本人講師は、初心者にとってはとてもありがたい存在です。何故なら、わからない部分を日本語で説明してくれるだけじゃなく、勉強方法のアドバイスもしてくれたりするからですね。

「エイゴックス」という日本人講師のレッスンを最安で受けれるオンライン英会話を以下に紹介しておきます。
eigox(エイゴックス)の評判・口コミ・特徴は?向いているのはどんな人?

そもそも何故「何言ってるかわからない」という状況になるか?

「何言ってるかわからない」理由を考えて、それに対して対策をとるのは、効率的に英会話アップさせるためにとても大切な事です。

英会話レッスンの後でも良いので、なんで「何言ってるかわからない」状態になったのかを考えてみてみましょう。

大体は以下のように「わからないレベル・原因」を分ける事ができて、それぞれの対策・予防策が異なります。

全く何言っているかわかならない場合

講師がゆっくり話しているにも関わらず、かつ、2,3回言い回しを変えて話してもらっても「全くわからない」場合。これは、あなたのリスニング能力が低く、まだオンライン英会話を始めるべきレべルに達していない可能性が高いです。

最低限、半分くらいの意味が理解できないと、コミュニケーション自体とるのが難しくなります。ゆっくり話してもらってるのにこの状態だと、レッスン自体が苦痛になる可能性すらあります。そして、お金と時間をかけた分の英会話力上達は見込めず、正直コスパがかなり悪いです。

まずはリスニング力を上げるための勉強をした方が良いと思います。

ところどころわからない場合

分かる部分と分からない部分があるパターンです。

その原因としては、

・特定の英単語の意味がわからない
・発音のわからない箇所があった
・文法的にわからない箇所があった

といったものです。

「英単語力が低い」「英単語の発音がそもそも分かっていない」「英単語同士がつながって発音される事に慣れていない」「文法がまだ完璧でない」等色々な原因があります。

具体的に何が原因だったかを考えていくと自分の弱点がみえてきますので、その部分を復習したり、勉強したりすることは大事ですのでしましょう。

ですが、それよりも大事なことがあります。それは『文章全体の意味を把握しようと意識すること』です。最初は概要レベルでもよいので、相手が何を言いたいのかに意識を集中しましょう。

 

少し具体的に説明をしてみます。

実は、「ところどころわからない」という状況は、英会話に慣れた中級者以上になっても、ずーっと起こりえる問題です。ただし、中級者以上であれば、わからない部分があっても、文章全体の意味をなんとか把握できる可能性が高いです。

ですが、初心者の場合、一カ所でもわからないところがあると、それをきっかけに文章全体の意味が突如として分からなくなる事が多いです。

そうなってしまう原因としては、何言っているかわらかない時の対応に慣れておらず、その分からないところについて考えすぎてしまう事だと思います。

英会話では、100%の理解を目指して細かい部分まで理解しようとすると、とたんに理解力が落ちてしまう事があります。なぜなら、一部分の詳細を理解するために脳のリソース(≒使える容量)が多く使われてしまい、全体把握がおろそかになってしまうからです。

つまり、

(1) 英会話途中にわからない部分がある
(2) 理解しようとして脳のリソースをそこへ全集中
(3) でも相手の話は続いている
(4) 残った少ない脳のリソースでは話の流れに理解が追いつかない
(5) 文章全体がわからなくなる

というケースが良くあるパターンだと思います。

では、どうすれば良いかというと、わからない部分はわからない部分としてあきらめて文章の全体把握を続けるだけです。わからない部分への脳のリソースは使わず、後で質問するようにしましょう。

例えばですが、こういった文章も意味全体は理解できますか?

私は昨日「X」に行って「Y」をしました。
だけど、「Z」だったので、あまり楽しくなかったです。

おそらく、みなさん文章の全体の意味は把握できると思います。あとは、X、Y、Zについて、それぞれ質問をすれば文章が完成します。

これは、英語でも同じです。英会話初心者の方は、わからない部分に意識が集中するあまり、全体把握がおろそかになりやすく、X、Y、Z以外の部分もわからなくなってしまうんですよね。わからない部分にとらわれずに、相手が何を言いたいかを考えつつ、文章全体把握に意識を集中するようにしましょう。

ただし、これに関しては慣れの要素も大きいと思います。文章全体把握を意識するトレーニングとして、実際にオンライン英会話をたくさん受講してみましょう!

聞き取りはできてるけど意味が理解できない場合

相手の話している英文の聞き取り自体はできるけど、意味がわからないパターンもよくありますよね。

原因は、

・相手の話すスピードが、あなたの英語⇒日本語の変換速度より速い
・そもそも文法知識不足で、英語⇒日本語変換できない

という感じだと思います。

ただ、英文の聞き取りがきちんと出来る位のレベルであれば、文法は大体大丈夫のケースが多いかもしれませんし、文法が弱いなら勉強するしかないです。つまり、多くの場合、英語⇒日本語の変換速度が遅い事が原因になると思います。

英語⇒日本語の変換速度が遅い理由でありえるのは、「意味を前から訳さないで後ろから訳している」「そもそもリスニングの勉強不足」といったものです。

普通、英語の勉強は、ネイティブ音声付のテキスト等でリスニングを勉強するものです。それをしていないなら、リスニング力が弱いのは当たり前です。

英文のネイティブ音声を何回も何回も聞くことでリスニング力は鍛えられます。使われている文法や意味を意識しつつ、そのリスニング音声を最低限50回位聞けば、大体その文章に似た言い回しなんかは、瞬間的に意味がわかるようになりますよ。(音読までした方がスピーキングにも効果的です)

というか、それくらい繰り返してリスニングしないと、英会話についていけるリスニング能力がつかないと思います。

このブログでは、英語音読で英語脳を作る方法の記事がありますので、お時間がありましたら参考にしてみてください。

まとめ

この記事で言いたい事は、

何言ってるかわからない場合でも、わからないままでやり過ごしてはいけません。最悪「sorry?」でも良いからわからないという意志を示しましょうという事。

また、そもそも何言っているかわからないという状況を少なくするためには、最低限の英単語、文法、リスニングのお勉強が必要なのは当たり前。だけど、それよりも大事なのは、文章全体を把握する意識を持ちましょうという事!

それと、リスニングで英語⇒日本語の変換能力を速くするために、リスニングのお勉強としてひとつの文章につき最低限50回位はネイティブ音声を聞きまくらないと、英会話でついていけるリスニング能力は身に付きませんよ。

という事になります。

少しでも参考になりましたら、とても嬉しいです。最後までお読みいただきありがとうございました。

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