英会話のゴールとは?どうやってゴールを設定すべきか?

英会話の学習は、とても長い旅路のようなものです。とっても長い旅だからこそ、目的地(ゴール)を定めて進んだほうが良いと思います。

 

とはいっても、

・英会話のゴールって何?
・どうやってゴールを設定したらよいんだろう?

という感じで悩んでいる方もいると思います。

 

では、その疑問にお答えするために、まずは、『英語がどれくらい話せるか』という事をレベル分けしてみて、そこからゴールを考えてみたいと思います。

英会話のゴールとは?英会話をレベル分けして考えると...

まずは、英語がどのくらい話せるかをレベル分けしてみました。どのレベルを目指すべきか?言い換えれば、この中からどのゴールを目指すべきかという指標になると思います。

 

こんなレベル分けです。

(A) 英単語もほとんど覚えておらず、言いたいことが全く伝えられない。
(B) 文章は作れないが、知っている単語で意思表示できるのみ。
(C) 文法の間違いは多いが、知っている単語をつなぎ合わせて簡単な事なら意思を伝えられる。
(D) 文法の間違いはさほどなく、ゆっくりと時間をかければ言いたいことはほぼ伝えられる。
(E) 英語特有の表現がわからないことも多いが言いたいことは瞬間的にほぼ伝えられる。
(F) ネイティブ並にペラペラとなんでも話せる。

英会話のレベルは、大雑把ではありますが、このように分ける事ができます。英語学習を続けていく事で、少しずつ少しずつ、より上のレベルへ上がっていくわけです。

 

最終的には、『(F)ネイティブ並みにペラペラとなんでも話せる』というレベルがありますが、正直日本に住んでこのレベルに達するのは、まず無理かなと思います。ですので、日本に住んでいれば、実質(E)レベルが最高レベルであり、これが目指すべきゴールかなと思います。

 

ちなみに、このレベル分けの詳細と、レベルを1ステップ上げるために必要な学習時間等をまとめた記事もありますので、ご参考にしていただければと思います。

 

それでは、このレベル分けをもとに、どれくらいのレベルを目指していくのが良いかについてお話させていただきます。

 

まず、基本的な考え方なのですが、英語学習に限らず何にでも言える事だと思うのですが、自分の目的に沿ってゴールを定めた方が良いと思います。

 

英語・英会話は、自分のなんらかのゴールを達成するためのただの道具かもしれませんし。また別の人にとってみては、英語で外国人と話す事自体がゴールかもしれません。

 

なので、自分はなんのために英会話ができるようになりたいか、今一度考えてみて下さい。

 

例えば、あなたの英語学習の目的が、「海外旅行で現地の人とカタコトで良いからコミュニケーションしたい」であれば(C)レベルをゴールになるかもしれません。

 

「お店で販売をしていて、海外のお客様に対して英語で接客できるようになりたい」であれば、あなたの目指す接客レベルによって、(C)か(D)レベルがゴールになるかもしれません。

 

また、将来的には英語を使った仕事をしたいから(E)レベルを目指したいという方もいるでしょう。

 

このように、目指すゴールは人によって違うものだと思います。

 

しかしながらこのブログでは、全ての方に英会話中級レベルに相当する(D)レベルをゴールに設定することをオススメします。

 

どういう事かというと、中途半端なカタコト英語(Cレベル)ではなく、中級レベル(Dレベル)を最低限の目標にしてほしいという事です。

 

(E)レベルを目指している方にとっては、(D)レベルは通過点ですが、まずは最初のゴールとして設定しましょう。(E)レベルまでは非常に長いので、挫折回避のために(D)レベルを中間ゴールとして設定しましょう。

 

では、カタコトレベルで良いと思っている人まで、なんで中級の(D)レベルを目指した方が良いのか説明させてください。

何故、英会話中級レベルを目指すべきか?

1.英語・英会話を楽しむことができる

(D)レベルですと、英語をコミュニケーションツールとして扱えるようになっていますので、海外旅行や、趣味として楽しむ分には十分と思います。

 

また学習に関しても、英語を使って英語を学ぶ事でできるようになっていますので、楽しみながら英語学習を続けることも出来るようになります。

 

もちろん、(C)レベルでも外国人とのコミュニケーションがなんとか可能ではありますが、実際のところ、中身のある英会話ができるようになるのは(D)レベルからです。心から外国人と楽しめる会話ができるのは、(D)レベル位かと思います。

2.学習時間がもったいない。

記事の冒頭で言いましたが、英語学習はかなりの長旅になります。ある程度続けないと学習の効果を感じにくいです。

 

長い時間学習を続けているにも関わらず英語が話せない。あるいは、たどたどしくしか話せないというのは、とてももったいないです。

 

せっかく長い時間をかけて学習してきているのであれば、あと少し学習を継続して、言いたいことが大体何でも表現できるようになる(D)レベルまで継続した方が良いです。

 

せっかく少しずつ少しずつ育てた種が花開く前に辞める人のなんと多いことか!

 

これまで長い時間と金銭を投資してきたのであれば、その投資を回収しましょう。(D)レベルであれば、十分報われるスキルが身についているはずです!

3.いざという時の武器になる


(D)レベルというと、ビジネスでも英語をなんとか使え始めるレベルとなりますし、特に対策をしていなくてもTOEIC600点以上は取れると思います。

 

対策をしたら800点も超えられると思います。なんだかんだいっても、転職の時に有利になるのは確実です(とはいえ、ご自分の本業のスキルがある程度なければいけませんが)。

 

同じスキルを持っている人であれば、付加価値として英語ができる人を採用する可能性が高い思います。

 

また、私のこれまでの転職活動経験で、中途採用では、日本企業よりも海外企業の方が年齢を気にしない傾向があると感じました。

 

つまり、歳をとっても転職できる可能性が大きくなるという事ですね。

 

実際、私が現在の外資系企業に転職した時は38歳でしたし、日本企業の多くからは年齢で足切りされることが多かったです。

4.年収が上がる可能性が高まる

いざという時の武器になるだけでなく、給与も上がる可能性があります。

 

ただ、それは(D)レベルの英語力を身に着けて、その後それをどのように活かしていくかしだいでもありますが...。

 

インターネット上では様々な「英語と年収」に関する調査結果を見ることができますが、どのデータを見ても言えることは、英語ができる人・できない人の年収には相関関係があり、英語ができる人の方が年収が高くなる傾向があります。

 

英語ができる人は、出来ない人に比べて年収が210万円高いとの結果を提示しているサイトもありました。

 

それくらいの差があるか真偽はわかりませんが、私の周囲を見回してみると、できる・できないで100万円程度は違うだろうなという感じはします。

まとめ

本文でも述べましたが、英会話をなんのために使いたいかによって、ゴールは人それぞれ異なりますよね。

 

でも、せっかく英会話を学習するなら、英会話中級レベルをゴールにした方が良いという理由を色々と述べてきました。

 

理由はどうあれ、英語を学ぶからには、英語で様々な事を楽しめるようになりたいものです。

 

そして、ストレスなく楽しむことのできる最低ラインが、英会話中級に相当する(D)レベルだと思いますので、そこまでは頑張って欲しいと思います。

 

しかしながら、英語力ゼロの方が(D)レベルに到達するまでには、かなり長期間、英語学習を継続する必要があります。英語学習を継続し続ける「やる気・意欲」がなければ、途中で挫折してしまうのは目にみえています。

 

ですので、『英語学習のやる気』に関しての記事もよろしければ参考にしてみてださい。
⇒英語の習得に一番重要なものとは?

 

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⇒目次

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