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英会話初心者が最短でカタコトになれる英作文トレーニング【実践編】

2017/03/14


本記事では、全く英語が話せない英会話初心者が、効率的にカタコトレベルに上達するための具体的方法を説明致します。

どのような方法かというと本サイトでは「英作文トレーニング」と呼ばれるものになります。

このトレーニングを始める前の心構えや用意する教材などを紹介した記事もあります。まだその記事を読んでいなければ、まずそちらを参照することをおすすめいたします。
⇒英会話初心者が最短でカタコトになれる英作文トレーニング【準備編】
それでは、早速本題に入らせていただきます。

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英作文トレーニングの教材について

まずは、教材についてです。本サイトで紹介した英作文トレーニングの教材は、以下のような共通点があります。

・日本語の短い文章と、それを英語に直訳した文章がある。
・これらの文章は、中学1年の簡単な英文法を使ったものから始まり、徐々に難しくなる
・文法項目ごとに複数の文章が用意されている
・文法が徐々に難しくなり、中学3年分全てをカバーしている
・音声用CDが付属している
・英文法の解説はあまりないのであてにはできない。

 最後に、英文法の解説があまりないとあります。つまり、意味が理解できないところは自分で調べる必要があります。

この点に関しては、以下のWebサイトや、
⇒中学校英語学習サイト「中学英文法」

以下のような、中学レベルの文法を優しく解説した書籍等で理解しましょう。

また、知らない英単語も出てくるかもしれませんので、辞書関係も用意しておきましょう。

英単語は、電子辞書を持っていれば一番楽なんでしょう。ですが、無料のオンライン辞書でも十分だと思います。無料オンライン辞書はweblioがおすすめです。発音の確認(重要です!)も簡単にできますし、例文なども多く、その単語の使われ方が理解しやすいです。
⇒Weblioはコチラ

なお、電子辞書が気になる方は、カシオ「エクスワード」か、

もしくは、SHARPの「Brain」あたりであれば間違いはないでしょう。

知らない英単語を調べた際は、必ず発音も一緒に覚えるようにしましょう。ネイティブの発音を聞いて、それを真似をして10回は口に出すようにします(上で説明したWeblioで発音を確認できます)。特にアクセント(強く発音する部分)は意識して覚えましょう。アクセントの位置を間違えると、だいぶ理解されにくくなります。

また、可能であれば、単語のスペリング(つづり)を覚えるために手を使って10回紙に書き出しましょう。

さて、それでは、トレーニングの手順の説明にうつりたいと思います。

英作文トレーニングの手順

とても簡単に手順を言ってしまうと、

1.日本語の文章を読む
2.頭の中で即座に英語の文章に変換する
3.変換した英文を声に出す。

というのを、ひたすらやっていけば良いです。

このトレーニングはそんなに難しくはないです。
おさえるべきポイントをおさえて続ければカタコトレベルへはわりとすぐに到達できるでしょう。

では、そのおさえるべきポイントは何か?

ポイント1.ひたすら繰り返す
ポイント2.文法・文章の構造を意識しながら英語へ変換する
ポイント3.変換した英文の内容・状況をイメージしながら声に出す
ポイント4.音声の真似をする
ポイント5.スピードを意識する

以下5つのおさえるべきポイントを1つずつ説明していきたいと思います。

ポイント1.ひたすら繰り返す

ただひたすらと言っても漠然としていますので、具体的にどれくらい繰り返せばよいかを説明します。
上記の手順1~3を1セットとすると、ひとつの文章につき、最低限50セットはやるべきでしょう。

ただ、1日に50セットではなく、5日間くらいかけて合計で50~100セットくらいすれば良いと思います。
5日間くらいかけてというのも、毎日連続ではなく、間隔をあける必要があります。

何故かというと、脳の仕組みを利用するためです。

その脳の仕組みとはどんな物かというと...。
私達が何か覚えたモノは「時間が経つにつれて徐々に忘れていく」「繰り返し覚えたものは、忘れにくくなる」という傾向があります。

つまり、物事が脳内にしっかりと記憶されるためには、繰り返し「記憶したいことを意識」する必要があります。何回も聞いたり、目にしたり、口にしたり、意識したりしたものが、長期記憶として脳内に保存され、忘れにくくなるのです。

また、繰り返し「記憶したいことを意識」する間隔は徐々に広げていくのが良いです。

一度記憶したものは、1日後には多くの事を忘れてしまいます。なので、1日後に再度覚えます。そうすると次の日はさほど忘れていないのですが、徐々に忘れていきます。

今度は1週間後くらいだと丁度よい感じに忘れてきているので(笑)、ここで再度覚え直します。

そして次にはその2週間後に覚え直す。というように間隔を広げていく事で、効率よく、覚えたものを長期記憶として忘れないようにしていくことが出来ます。

しかし、だからと言って、意識的に記憶しようとする必要はないです。ただ、おさえるべきポイントをおさえて、上記の手順1~3を繰り返すだけでよいです。最低限50回も繰り返していれば、意識的に記憶しようとしなくても覚えてしまっていると思います。

で、繰り返す回数(セット数)と、どれくらいの間隔をあけるべきか(実施日)の一例を下記に示します。5回目の52日後は、1回目(当日)の52日後という意味です。

1回目 2回目 3回目 4回目 5回目
実施日 当日 1日後 8日後 22日後 52日後
セット数 15回 12回 10回 7回 5回

これはあくまでも一例です。

特に「英作文トレーニング」では、スキマ時間を多く活用することになると思いますので、計画の日程通り出来ないこともあると思います。計画の日程を少し位前後しても気にせず、上記のような計画は、大体の目安程度に考えるのが良いかと思います。

繰り返しの回数(セット数)は、以下の考え方で微調整していきましょう。

最初は上記の一例を参考にして計画を立て実行していきます。そして、4回目(22日後)で、日本語の文章を読み終えた後、1秒以内に英文がスラスラ出てくる状態かどうかをチェックします。

4回目でこの状態に達しない状態なのであれば、それ以降、1~3回目の繰り返し回数を少し増やした方が良いでしょう。逆に3回目でこの状態に達するようであれば、繰り返し回数を減らしても良いでしょう。

このように、トレーニングを進めながら、繰り返し回数は微調整していきましょう!

なお、5回目は本当に記憶が定着しているかの最終確認的な意味合いとなります。5回目でまだ日本語の文章を見た直後、即座にスラスラと英文が出てこないようであれば、さらに1ヶ月後あたりに6回目を追加しましょう。

ポイント2.文法・文章の構造を意識しながら英語へ変換する

まず最初に日本語の文章を読んでみましょう。できれば、どのような英語の文章になるかを考えながら読んでみましょう。おそらく文法を知っている簡単な文章でも、瞬間的にスラスラとは英語がでてこないかもしれません。

つまり、あなたがすでに知っている文法知識を扱った文章だとしても、知っているだけの知識では使い物にならないという事を実感できるでしょう。

ここで説明するポイントをおさえる事で、知っているだけの文法知識を、使えるモノに変える事ができ、実戦的な英語力、特にスピーキングのチカラをつけることが出来るようになります!

さて、それでは、なにをおさえるべきか?

ここで最低限意識しなくてはいけないのは、「過去形」「現在分詞」「疑問形」などといった基本的な文法についてです。英作文トレーニングの教材では、基本文法ごとに、文章が用意されていますので、そこだけはしっかり理解して意識しましょう。

日本語の文章と、それに対応した英文を読みながら、使われている「英単語」「文法」をまず理解します。使われている英単語も文法も、分からないものであれば、その場で調べましょう。

英単語も文法も理解したら、日本語を読んだ直後に、英語の文章を口に出しましょう。英語の文章を話す際は、文法を意識するようにします。

例えば、

彼はアメリカに行きたいのですか?

という簡単な日本文があったとしましょう。

上記日本文を読んだ直後には以下の英文を声にだします。

Does he want to go to America?

ここで、「疑問形で、彼(he)だからDoesで始まるんだよな。動詞もwantになる(wantsではない)んだよな」と言う事を、最初のうちはイチイチ意識しながら英語の文章を声に出します。というか、そういう事を意識しないと正しい英文が作れないでしょう。

1回目の1セット目であれば、日本語の文章を読んで、英語の文章も目で追いながら、かつ、上記文法要素を意識しつつ英文を声に出します。

3セット目か4セット目くらいには、日本語の文章を読んで、英語の文章を見ないで、文法要素を意識しながら、英文を声に出すようにしていきましょう。

わざわざ文法要素を意識するのは、その文法の使い方を覚えやすくするためです。何回も脳内に刷り込むように、繰り返し意識したものは記憶に定着しやすくなります。記憶が定着してしまえば、さほど意識しなくても英単語を並べられるようになります。

さて、文法について、少し注意点があります。

例えば、冠詞と呼ばれる"a"と"the"の違いとか、前置詞と呼ばれる"at"と"on""to"と"for"などといった細かい意味の違いは、最初は理解できなくても良いです。

冠詞や前置詞に限らず、こういった細かい部分は英語の感覚がある程度身についた後じゃないと理解が難しいかもしれません。(そもそも英会話中級レベルでもしっかり理解している人はかなり少ないかもしれません)

というか、細かい部分を意識しすぎると、余計に時間がかかってしまい、学習効率が落ちてしまう可能性が高いです。日本人である限り、理解のできない英文には結構出くわします。そんな時は、あまり深追いせず、丸暗記で覚えてしまいましょう。

いつしか、学習が進んだ時に理解できるかもしれませんし、何回も似たような理解不能な文章を丸暗記しているうちに、「これはそういうものなんだ」と納得する日がくるかもしれません。これは英語学習ではわりと重要だと思いますよ!

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ポイント3.変換した英文の内容・状況をイメージしながら声に出す

そして、文法要素をさほど意識しなくても、英文が作れるようになったら、今度はうっすらと文法要素も意識しつつも、文章の状況を強くイメージするようにしましょう。あたかも、その文章の主人公にでもなった気持ちで、自分のセリフのように英語の文書を発言するようにしてみましょう。

自分から積極的に強く意識したもの、強い感情が伴ったものなどは記憶に残りやすく忘れにくいからです。

これは具体的に何回目の何セット目から行うかは、状況によります。
文法要素をあまり意識しないで、状況をイメージできるようであれば、積極的にイメージしていきましょう。英作文トレーニングの文章を舞台の台本のように捉えて、役者さんになりきり、感情移入してセリフを言う感じが良いでしょう。

ポイント4.音声の真似をする

発音に関しても、せっかくなので意識して覚えるようにするとより良いでしょう。教材には大抵、英語の音声がついていると思います。

日本語の文章を解析した後、英語の文章を確認するときに、音声も聞いて発音を確認しましょう。そして、何回か英語の音声に合わせて、英語の文章を音読しましょう。音読する際は、音の強弱やリズムに注意して、英語の音声を真似するようにします。

短い文章ですので、すぐにその音声を真似できるようになると思います。日本語から変換したときは、この発音を思い出して、極力真似して声に出すようにしましょう。

発音を間違えたり、日本語訛りの英語で話をしてしまい、意味が通じない事もあります。せっかくなので正しい発音を覚えましょう。声に出すことで、正しい発音が記憶に残りやすくなります。

ポイント5.スピードを意識する

このトレーニングで一番大事なのは、スピードを意識する事だと思います。

英会話に限らず、誰かと話をする時は、すぐに相手の言葉に反応して、言葉を返す必要がありますよね。

相手に何かを伝えようとするたびに10秒くらい考え込んでしまっては、話す方も聞く方も、だいぶストレスがたまってしまうでしょう。

そうならないように、スピードを意識して本トレーニングに取り組みましょう。

すでに、軽く説明していますが、本トレーニングのゴールは、
日本語の文章を読み終えた後、1秒以内に英文がスラスラ出てくる事です。

日本語を読み終えた直後に、1秒以内に英語を言い終わらなければいけないという事ではありません。それだと、ものすごい早口にしないといけませんよね(^^;。

日本語を読みながら、どういう英語を言えば良いかが瞬間的に頭に思い浮かび、英語を話し始めるのが1秒以内であれば良いという事です。

ただ単に文法を意識したり、状況をイメージするだけじゃなく、即座に英文を言えるように、スピードを意識する事を忘れないようにして下さいね。

英作文トレーニングはどこでもできる!

英作文トレーニングは、日本語の文章を英語に変換していく作業ですので、区切りがひとつの文章単位です。ひとつの文章は大変短いので、ほんの数分のスキマ時間さえあれば、ひとつの文章に対して「日本語⇒英語」の変換作業が可能です。

つまり、やろうと思えばいつどこでも英作文トレーニングは可能です。

ただ、どこでもできますが、場所によっては、声が出せない事が多いでしょう。その場合、あとからまとめて部屋で英語の文章を声に出すなどして、どこかで埋め合わせはした方が良いでしょう。

それと、いつでもどこでも英作文トレーニングをするためには、少しばかり準備が必要です。スキマ時間のたびに教材(本)を出していたら大変です。教材の内容をA4の紙にコピーするとか、スマホの中に電子データとして入れるなどしたら良いでしょう。

時間が空いたら、紙切れ1枚、もしくはスマホをササッと出して、英作文トレーニングができるようになります。

どこでも英作文ができるようにするための具体的な準備作業と方法は、下記リンク先の別記事で紹介いたします。
⇒スキマ時間を利用して、英作文トレーニングを効率的に進めよう!(執筆中)

まとめ

英作文トレーニングの手順を説明してきましたが、とてもシンプルですよね。しかし、こんなシンプルなものでも、スピーキングには本当に絶大な効果を発揮するのです!!

ですので、まずは、カタコトレベルを目指して、頑張ってみましょう!

基本的にこのトレーニングは、カタコトで話せるようになった後でも、十分有効なトレーニングとなります。もっとスムーズに話せるようになるためにするべきことは、この英作文トレーニングを、教材のレベルを上げて続けることです!

最初の教材を終了したら、その時にどれくらい上達したかによって、次の教材を決めれば良いでしょう。

2冊目の教材をどのように決めるべきか、そして、もっとスムーズに話せるようになるためのコツは以下の記事で説明させていただきます。
⇒英作文トレーニング!カタコトから英会話中級レベルまでの道(執筆中)

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