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英語のスピーキング上達に英作文が最も効果的な理由

2017/03/25


英語のスキルは「聞く」「話す」「読む」「書く」という4つに分けることが出来ますよね。

一般的な日本人の傾向として、「聞く」「読む」はなんとか出来ても、「話す」「書く」が出来ない人が多いと思います。これは学生時代、英語が得意だった人でも同じです。

義務教育では「書く」ことに関しての勉強はそれ程多くないですし、「話す」ことに特化した勉強はほとんどしていないでしょう。受験にも英語のスピーキングの試験はほぼないですから、当然の結果といえますよね。

本記事では、英語を「話す」ことに焦点をあてて、「英作文」がいかに英語のスピーキングに効果的な学習であるかをお話させていただき、具体的な「英作文トレーニング」の進め方へとつなげていきたいと思います。

なお、「話す」ことに焦点をあてて説明をしていきますが、もちろん「書く」ことのスキルアップにもつながります。また、英語初心者の頃からとても効果のあるトレーニングとなります。

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英作文トレーニングとは?

おそらく、みなさんが英作文と聞けば、「英語の文章を作ること」と文字通りに考える人もいれば、学生時代の勉強のイメージから、日本語の文章がまずあって、それを英語に訳す作業をイメージする人もいるかもしれません。

本記事で説明する英作文とは、後者の方です。日本語の文章を英語に変換しているから作文ではないんじゃないの?という細かいツッコミはご勘弁を(^^;。英語へ変換しているだけかもしれませんが、頭の中で行われる作業は「英文を作成する事」に変わりはないため、本サイトでは「英作文」と呼ばせていただきます。

で、この英作文が、英語を話せるようになるために抜群の効果を発揮します!!

とはいえ、ただの英作文ではダメです。

最初に日本語の文章を見て、それを英語に変換するというシンプルな作業ではありますが、以下のような手順を踏む必要があります。

A1:日本語の文章を読んでその内容を理解する
A2:日本語から変換する英単語を把握し、英単語をどのように並べるかの文法ルールを意識する
A3:英単語を頭の中で並べて正しい発音を意識して発声する。自分がその文章の当事者になりきり、文章の意味・状況を頭にイメージして発声する

というように、日本語を単に英語の文章に変換するだけではなく、上記の手順を意識しつつ、変換(作成)した英語の文章を口に出します。

これをスポーツのトレーニングのように何回も繰り返します。

ゴルフのスイング、野球の素振り、サッカーのシュート練習等々、様々なスポーツでは反復練習が行われます。そして、そのスポーツ特有の身体の動かし方などを、まさに身体で覚え込む事になります。覚え込んだ身体の動きはほとんど意識しなくても再現できるでしょう。

英語も一緒だと思います。上記の手順を意識しながら何回も繰り返すことで、英単語をどう並べたら良いかという文法ルールを身体で覚え込むことになります。正確には瞬間的に扱うことができる長期記憶として定着するという事だと思いますが...。いずれにせよ、一度覚え込んでしまえば、その文法ルールはほぼ無意識で扱えるようになるという事です。

多くの文法ルールをこのようにして覚え込んでしまえば、言いたいことが、瞬間的に英語の文章として思い浮かぶようになることでしょう。(あ、もちろん、英単語もそれなりに知っている必要がありますよ)

このように、スポーツのトレーニングのように、何回も繰り返して英作文を行うことから、本サイトでは、これを、「英作文トレーニング」と呼んでいます。

英作文トレーニングが英語を話すことに効果的な理由

「英語を話す」という事は、一体どういう事でしょうか?

簡単に「英語を話す」プロセスを分解してみますね。

B1:言いたいことが頭にイメージとして思い浮かぶ
B2:そのイメージを表現するための英単語と英文法(*1)を思いつく
B3:英文法(*1)のルールに従って、英単語を頭の中で並べる
B4:並べた英単語を声に出す

(*1)英文法と記載していますが、要するに「英単語をどのように並べるかのルール」の事です。

単純化してしまえば、英語を話すというのは、知っている英単語をルール通りの順番で声に出すだけです。
つまり、重要な部分は「英単語をルール通りの順番に並べる」ことです。上記のプロセスで言えば、B2とB3にあたりますね。

ですが、一般的な日本人は、ルール通りに英単語を並べることが苦手です。特に瞬間的に並べることが出来ません。

だからこそ、瞬間的に英単語を並べる反復トレーニングを行えば、ルールを意識せずとも意味の通じる順番に英単語を並べることができるようになります。

では、上記の重要なプロセスであるB2,B3に対して、どのように「英作文トレーニング」が効果をもたらすかを簡単に説明していきたいと思います。

まずB2について。

B2:そのイメージを表現するための英単語と英文法を思いつく

まず、英作文トレーニングは、英単語の順番をスムーズに並べることが出来るようになる事。つまり、英文法のルールを意識せずとも扱えるようになることを目的としています。

つまり、英語の文章を即座に作り出す事が目的であって、英単語自体の勉強をする訳ではありません。よって、英作文トレーニングで扱うのは簡単な英単語だけにした方が良いです。当サイトでは、そのような教材しか紹介しませんので大丈夫です。

さて、英作文トレーニングでは、言いたいこと(日本語の文章)がまず頭にあって、それを英語で表現する時に、どの文法を使えば良いかを常に意識するようにします。

これを何回も意識すること自体が反復トレーニングとなり、長期記憶として定着することとなります。つまり、無意識のうちに、「言いたいことによってどの文法ルールを使えば良いか」が即座に判断できるようになります。

文法というと身体が拒否反応を示す方もいるかもしれません。でも大丈夫です!

とても簡単な文法を扱った文章から始めます。
それこそ、

「私はペンを1本持っています」
「I have a pen」

というレベルからです。

最初は、簡単な文法要素がひとつだけ入った超簡単な文章からスタートして、徐々に徐々にレベルを上げていきますので、英語初心者でも全然問題ありません!

このようにして、英作文トレーニングでは、使うべき英文法ルールが無意識的にわかるようになります。

※使うべき英単語を即座に判断できるようにするためには、どこかのタイミングで、英単語に特化した学習をした方が良いと思います。その方法に関しては別の記事で紹介させていただきます。

次にB3についてです。

B3:英文法のルールに従って、英単語を並べる

英作文トレーニングでは、英文作成時、どの文法を使うかの判断をした直後に、その文法ルールに従って、英単語をどのように並べるかを常に意識するようにします。

結局これも、英文作成の際に何回も意識することが反復トレーニングとなり、身体で覚えこんでしまうこととなります。

そして、頭で言いたいことが浮かんだときに、それをどの文法で表現すべきかを即座に判断し、その直後に、その文法ルールを使って、英単語をほぼ無意識のうちに瞬間的に並べられるようになります。

それ以外の効果について

英作文トレーニングでは、英文を作成するときに、ただ単に英単語の意味や文法を意識するだけではありません。

必ず教材の音声(ネイティブスピーカー)を聞いて、その発音を真似るようにします。それだけではなく、文章の内容・状況をイメージして、自分がその状況の当事者になりきって、感情移入して声を出すようにしましょう。

様々な感覚(耳、目、口、感情)を使うことによって、それらの感覚同士の記憶が結びつき、より記憶に残りやすく忘れにくくなります。また、自分が当事者として経験した事や、強い感情などは、例えそれがイメージであったとしても、記憶に強く残りやすいからです。

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効果はどれくらいで表れるか?

先ほどもお話しましたが、まず最初は「I have a pen」程度のレベルから始めます。

これも1文として1カウントした場合、どれくらいで効果が表れるでしょうか?
個人的な話ですが、何百文でどれくらいの効果があったかという記憶まではないのですが、1000文単位でやりこまないと目に見える効果は出てこないだろうと思います。

1000文といっても、上記のような簡単なものがかなり混じっているので、そんなに大変じゃなかったというのが私の実感です。それよりも、カタコトでも話せるようになってきたのが嬉しくて、どんどん前に進んでいけたと感じています。

少なくとも、中学3年までの英文法に関しての「英作文トレーニング」が終了した頃。大体1500~2000文くらいになると思いますが、その頃には、確実にカタコトでも英語が話せるようになっているはずです!!

まとめ

このように英作文トレーニングは、やることはとてもシンプルです。

もう一度その手順を以下に示します。

A1:日本語の文章を読んでその内容を理解する
A2:日本語から変換する英単語を把握し、英単語をどのように並べるかの文法ルールを意識する
A3:英単語を頭の中で並べて正しい発音を意識して発声する。自分がその文章の当事者になりきり、文章の意味・状況を頭にイメージして発声する

このような簡単な手順ですが、これだけで、英語が話せるようになります!
特に重要なのは、英単語をどのように並べるかの文法ルールを意識すること。これを意識するかしないかで効果が全く変わりますので注意が必要です。

典型的な日本人が、英語が読めたり聞いたりできるのに「話せない」!というのは、このようなトレーニングをしてこなかったからです。

もしくは、このようなトレーニングをしたにもかかわらずダメだったとしたら、それは文章が難しすぎたのかもしれません。ある程度英語力がある方でも、最初は、中学1年生レベルの文章から開始すべきでしょう!

次の記事では、英作文トレーニングを進めるため準備編として、心構えや用意すべき教材についてお話させていただきます。
⇒英会話初心者が最短でカタコトになれる英作文トレーニング【準備編】

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