学習法 音読トレーニング

英語初心者でもできる!シャドウイングで音読の締めくくり!

2017/04/09


「英語力ゼロからの音読トレーニング!~実践編~」の中で、まずは、音読を実践する手順を以下のように示し、この一連の手順を1セットとして、日を改めて合計5セット実施するのが良いと説明させていただきました。

本記事は、手順5:テキストを見ないで音声を聞きながら音読を説明させていただきます。

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手順5:テキストを見ないで音声を聞きながら音読

この手順は、手順1~5の「1セットのまとまり」の締めくくりとなります。

テキストを見ないで、音声教材を聞きながら音読を行うトレーニングです。正確にいえば、聞いたものを口に出すので「音読」とは言えないかもしれませんが、「音読トレーニング」のひとつの手順に組み込まれたものですので、「音読」という言葉で進めさせていただきます

ちなみに、このようなトレーニングは、一般的にはシャドウイングと呼ばれるものです。シャドウイングは、プロの通訳などのトレーニングとしても利用されている、難易度の高いものです。

しかし、文章も音声も易しい初心者用音読教材を使い、さらに、何回も音読を繰り返した後のシャドウイングであれば、難易度もグンと下がりますので、是非挑戦しましょう!

それでは、早速、今回の手順、シャドウイングの具体的方法について説明いたします。

まずは、手順3,4と、今回の手順5の違いを簡単にまとめてみますね。

【手順3】音声なしの普通の音読
音声を聞かないで、テキストを見て音読する。音読する速度は自分のペースで自由にできる。
【手順4】オーバーラッピング
音声を聞いてテキストを見て音読する。音声に自分の声をかぶせる形の音読となります。音読の速度は、音声の速度と全く同じにする必要があるため、教材音声の速度しだい。大抵は、手順3より速い速度になるでしょう。
【手順5】シャドウイング(今回の手順)
音声を聞いてテキストを見ないで音読する。音声を聞いた瞬間に、何が話されたのかを即座に理解して、話された言葉を音読する。

このように、手順3,4では、テキストを頼りに音読していれば良かったものが、手順5では、音声のみを頼りにして音読をしなければなりません。音声を聞いて、話された言葉を把握してから発声するので、音声から少し遅れて音読することになります。まるで影(シャドウ)のように音声についていくことから、シャドウイングと呼ばれます。

手順1~4までの全てのトレーニングをしっかりこなし、持っている英語スキルをフル動員させないと、シャドウイングを完成させることはできません。ですので、この手順5が、音読トレーニングの集大成と言えるでしょう。

シャドウイングを行う際の注意点について

シャドウイングは、テキストを見ていませんので、音声を聞いて音読している間も、常に音声を聞いて何を話しているかを把握しなければなりません。そのため、一度理解につまづいたりすると、一気に音声においていかれ、ついていくことが出来なくなります。

かなりの集中力を要しますので、それなりに覚悟して挑む必要があるかもしませんね。

また、何回も何回も音読していると、文章を覚えてしまう事が多いかもしれません。その場合、シャドウイングをする際に、音声を聞いて音読するのではなく、覚えた文章が勝手に口から出てくる事があるかもしれません。それでは、シャドウイングの効果がありませんので、音声に意識を集中して、きちんと聞き取った音声を、そのまま音読するようにしましょう。

※でも、実際のところ、暗記してしまうくらい何回も音読していたら、シャドウイングも普通にできるくらい音読トレーニングが完成しているのかもしれません。なお、意識して文章を暗記することはオススメしません。何回も本サイトで説明した正しい音読を繰り返した結果、暗記してしまったという状況であれば問題ありません。

また、手順3,4で、飽きるくらい(^^;)何回も伝えていますが、音読する際は、下記を意識するようにします。
意識の仕方、注意すべき事の詳細は、手順3の記事、もしくは、手順4の記事をご参照いただけたらと思います。

・発音
・英単語の意味
・使われている英文法
・文章全体の意味(ストーリー)・イメージ
・物語の登場人物になりきり感情移入して音読

ただ単に聞いた音声を音読できるだけでは効果が薄いので、上記全部を意識しましょう。シャドウイングだと、音読している瞬間も、音声を聞かなくてはいけないので、その最中に上記を意識するというのは結構大変です。

音読トレーニングのゴールについて

シャドウイングは、1セット目では全然モノにできないと思います。ですので、1セット目では、この手順5はほどほどの回数で切り上げてよいでしょう。ただやるからには、しっかり挑戦して、何が原因で出来ないかを把握するように努めたりしてみましょう。これが、2セット目、3セット目になって、徐々にできるようになってくると嬉しいものです。

また、音声速度を調整できる音楽プレイヤーや、スマホアプリもありますので、音声速度を遅くして挑戦しみるのも一つの手です。
音声速度を変えて音読する方法については以下の記事で説明していますので参考にしてみてください。
⇒英語の音声速度を変えて音読する方法!(執筆中)

おそらく、シャドウイングがきちんと出来てくるのは2セット目以降でしょう。シャドウイングがどれくらい出来ているかによって、次のセットの手順3,4の音読回数を調整したりしていくのが良いと思います。そして、4セット目でシャドウイングが完成できることを目指して進めていきましょう。

この手順の最終ゴールが、この音読トレーニングの最終ゴールにもなります。
さて、そのゴールですが、具体的に書きますと、

以下を全部意識しながら、

・発音
・英単語の意味
・使われている英文法
・文章全体の意味(ストーリー)・イメージ
・物語の登場人物になりきり感情移入して音読

教材音声をシャドウイング出来ることです。

細かいことを言うと、「英単語の意味」「使われている英文法」は、シャドウイングが完成する頃にはあまり意識しない状態かもしれません、その代わりに「文章全体の意味(ストーリー)・イメージ」「物語の登場人物になりきり感情移入して音読」を意識する比重が大きくなっていると思います。

ひとつの文章に対して、音読し始めの段階では、前者を意識する比重が高く、音読回数が増えてくるに従い、後者の比重が高くなるという感じだと思います。

音読回数を重ねることで、英単語の意味や、英文の構造などは意識しなくても、身体に染み込んで分かるようになるからだと思います。このように、多くの文章を音読して身体で覚え込むことが大事だと思います。

すでに述べましたが、4セット目にこのゴールを達成して、5セット目は、「念のための最終確認作業」「さらなる記憶の定着化のためのダメ押し音読」みたいな感じにできれば良いと思います。

これで、音読トレーニングの手順1~5全ての説明が終了しました。
本記事(手順5)以外の音読トレーニングの説明は下記リンクからご参照お願いいたします。

さて、音読トレーニングをすることで、英語を聞くにしても、読むにしても、理解力が格段にアップするでしょう!

しかしながら、残念ながら、英語を話す能力は、なかなか伸びにくいです。ですので、英語を話すチカラ、英文を書くチカラを身につけるには別のトレーニングをどうしても必要となってしまいます。

そのトレーニングについて、以下の記事で説明したいと思います。
⇒英語のスピーキング上達に英作文が最も効果的な理由

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