学習を継続するために 学習法

英語力ゼロから始める最も効率的な学習法は?

2017/03/27


英語の学習法は、数多くあれど、本当に効果的なものはかなり限られているように思います。本屋に通っていると、新しい学習法が次から次へと生まれては廃れていく様をみることができます。

そんな中でも古くから生き残っている古典的な学習法も存在します。私が紹介するのは、そんな少しばかり古典的な学習法のひとつかもしれません。

英語のスキルは、「聞く」「話す」「読む」「書く」「発音」といった具合に多岐にわたりますが、ひとつの学習法でカバーできる英語スキルは限られています。ですので、全部の英語スキルをまんべんなく上達させるためには、いくつかの学習法を実践していく必要があります。

当サイトでは、英語力ゼロの方が、英会話中級レベルになるまでの効果的な学習方法を2つ紹介致します。

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英語初心者が英会話中級レベルになるための効果的な学習方法は?

英語初心者の方が、英会話中級レベルに達するまでのメインの学習方法を、2つ紹介させていただきます。

まず、ひとつめ、当サイトで一番重要な学習方法は、ズバリ

音読トレーニングです。

もしかして拍子抜けした方もいるかもしれませんね。
子供の頃にやった国語の音読を思い出す方も多いでしょう。

音読トレーニングについて

実は、英語学習に限ったことではないですが、脳科学の専門家が認めるほど、音読の効果は素晴らしいです。

音読を続けることにより、

・記憶力、集中力、行動力が上がった
・頭の回転が良くなった
・コミュニケーション能力が高まった
・寝起きが良くなった

等々、Web上では良いことだらけの報告がなされています。

つまり、音読という学習方法により、英語スキルを得られるだけではなく、他にも様々なメリットがあるということをまずお伝えしておきます。

音読といっても、ただ英語の文章を読むだけではありません。
以下の事を意識しながら音読します。

・英文の意味
・英単語の並び順が何故そうなっているのかのルール。つまり、英文法。
・理解した意味を実際にイメージする
・ネイティブスピーカーの音声を真似する(音声付きの音読教材を選ぶようにします)

このように意識しながら音読することで、幅広い英語スキルが伸びていきます。

上記を意識しつつ、同じ文章を何度も何度も繰り返し音読することで、英語を身体で覚える事になります。まるで、野球選手が素振りを繰り返して打撃フォームを身体で覚え込むように...。(実際は脳の長期記憶として定着するということだと思います)

このように、身体で覚えるという感覚が非常に重要だと個人的には感じます。音読を続ければ続けるほど、英語のエッセンスが徐々に身体に染み渡り蓄積されていきます。自分ではなかなか意識できなくても、確実に英語スキルがアップしていくのです。

という訳で、スポーツ選手のトレーニングに通ずるところもあるので、これを「音読トレーニング」と呼ぶことにします。

また、ひとつ付け加えておきたい事があります。海外(英語圏)に住んでいる方々は、英語のシャワーを大量に浴びて、英語を話さなくてはいけない状態を続ける必要があります。英語を学ぶ上で必要なモノも、そんなに必要ではないモノも、なんでも吸収していくことになります。英語に触れる時間が圧倒的に多いので、日本に住んでいる人よりも早く、英語が話せるようになるのです。

日本国内に住んでいる限り、同じ環境は得られないですが、音読がその環境を疑似体験するひとつの方法だと思います。何故なら、音読は、聞く、読む、話す、発音を意識する、といった英会話に必要なほぼ全ての英語スキルを使わなくてはいけないからです。

英語初心者の段階から、音読を毎日の習慣とすることで、英語を学ぶ上で必要なモノだけを効率的に吸収することができるのです。日本にいながら英語力の土台を作るには、これ以上の方法はなかなかないのではないかと思います。

なお、英語初心者の方でも、とても簡単な文章から音読トレーニングを始めることになるので、心配しなくても大丈夫です。

音読トレーニングの教材は、徐々に難易度が高いものに変えていきます。最終的には、ネイティブのナチュラルスピードで話される教材を扱うようにします。

慣れてくると、身体で覚え込んだ英語スキルのおかげで、文法など意識せずとも、一回聞いただけで大体の意味がつかめるようになってきます。

英語学習としての音読トレーニングの効果は、以下のようになると感じています。★5つが満点評価となります。

音読トレーニングの効果
聞く:★★★★★
話す:★★
読む:★★★★★
書く:★★
発音:★★★★

音読という学習法はだいぶポピュラーになっており、音読教材もかなり多く市販されています。その中で、中学1年レベルの教材をまず手にするのが良いと思います。

音読は素晴らしい学習法で、「読む」「聞く」にはものすごい効果があります。が、残念ながら、「話す」「書く」スキルはそんなに伸びません。

音読トレーニングの弱点を補うために、別の学習法も必要になります。

その学習方法が、

英作文トレーニングです。

英作文トレーニングについて

英語の教師や、TOEICが900点を超えるような人でも、英語を話せない人はいっぱいいます。テストで高得点を取れる学習はしてきても、英語を話すための学習をしてこなかったからです。

実際私もTOEICの点数は上がっても、なかなか話せるようになりませんでした。そこで最初に試したのは、短い英文を大量に暗記することでした。

結果として、少しは話せるようになったのですが、暗記した文章を使いまわす事しかできませんでした。自分の言いたいことを思いのままに文章に変換して話すことは、全然無理でした。

そこで考え方を少し変えてみました。

文章を暗記するのではなく、文章の作り方を覚えようと。

効果は絶大でした!

学習を開始してほどなくして、暗記したものではない、自分で作った文章を徐々に言えるようになってきたのです。

具体的な学習方法としては、日本語の短い文章を見て、英語の文章に変換するトレーニングです。英語の文章を暗記するのではなく、その場で見た日本語から、どのような文法要素を使うかを瞬時に判断し、即座に英語に変換するのです。

つまり、英文法の知識を使って、英語の文章を作成する事になるので、ここでは「英作文トレーニング」と呼ぶことにします。

もちろん、最初は簡単な文法のみしか扱わないようにします。

例えば最初は以下のようなとても簡単な文章からスタートします。
「彼は医者です」⇒「He is a doctor」
「私はテニスが好きでした」 ⇒ 「I liked tennis」

そして、徐々に難しくしていきます。
例えば、最初は、1つの文章に1つの文法要素しか入っていないです。これを、1つの文章に2つの文法要素、次に3つの文法要素を入れ込んだりして文章を難しくしていきます。そして文章も長くしていきます。

これも音読トレーニングと同様に、何回も繰り返し同じ文法要素の英作文をしていると、それらのエッセンスを身体が覚え込んでしまいます。最終的には、文法を意識しなくても英文を作成できるようになってきます。

また、これは1文ずつトレーニングができますので、まとまった時間が必要ありません。場所や時間を選ばず、ほんの数分といった、ちょっとしたスキマ時間でも実践できます。まさに忙しい人にもうってつけの素晴らしいトレーニングでしょう。

どういう風にスキマ時間で学習するかは下記リンクで説明しております。
⇒隙間時間で英語学習を効率的に進めよう!【忙しい方必見】

英作文トレーニングの効果は以下のようになると思います。音読で伸ばせないスキルを見事に補完する学習法です。

英作文トレーニングの効果
聞く:★★
話す:★★★★★
読む:★★
書く:★★★★★
発音:★★

本サイトでは、英作文トレーニングと呼んでいますが、このような手法も割とポピュラーで、それなりに教材も市販されています。

そういった教材の多くは、左側に日本語の短い文章が書いてあり、右側にその英語訳が書いてあるというようなものです。左側の日本語を見た瞬間に英作文をして、右側の答えの英文と見比べるという形になります。これも、中学一年レベルの文法知識を扱ったものから初めると良いでしょう。

このように、2つの学習法を紹介してきました。この学習法をひたすら続けるだけで、普通に英会話ができるようになります。英会話中級レベルまでだったら、徐々に扱う教材のレベルを上げる必要があるものの、この2つの学習だけで大丈夫です。

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本当にこの2つの学習法だけで良いのか?

音読トレーニングでは、文章の中に知らない英単語や英文法があれば、それを学習して覚えていく必要があります。同じように、英作文トレーニングでも、知らない英文法をその都度学習して覚える必要があります。

つまり、前述した2つのメイン学習方法で、英文法の学習と、英単語の学習も含まれていることになります。だからこそ、この学習方法だけでしっかりとした効果が出るわけです。

とはいえ、最低限、中学レベルの英文法は一度体系的に学んでおいた方が良いとも思います。英単語に関しても、英会話中級レベルに達するまでの間に、一度、集中的に大量の英単語を覚えた方が良いです。そうすることで、余分な学習時間が増えるかもしれませんが、その後の学習効率が高まり、英会話中級レベルに達する時間が早まります。

ただ、最初の段階であれもこれもと手を出しすぎると、負荷がかかりすぎて大変になり、挫折の原因になりかねません。何事もバランスが大事です。

余裕が出てきたらで構いません、英文法と英単語に特化した学習もした方が良いでしょう。

実のところ、英文法学習も、英単語学習も、一度まとまった期間(例えば1,2ヶ月程度)学習してしまえば、その後特に何もする必要がなくなるのです(英会話中級レベル向けとしては)。そして、文法知識、英単語力の向上により、英語力の底上げがなされ、その後のメイン学習の効率も飛躍的に上がることになります。

英文法学習、英単語学習を始める時期、具体的な学習方法については別記事で説明させていただきます。

まとめ

本記事でお伝えした内容は、
「音読トレーニング」と「英作文トレーニング」だけで、様々な英語スキルをまんべんなく伸ばす事ができる。そして、十分に英会話ができるようになるという事です。

ただ、英会話中級レベルに達するための過程の中で、英文法と英単語に特化した学習もした方が良い。という事もお伝えさせていただきました。

それでは、そもそも「音読トレーニング」「英作文トレーニング」は何故、英語学習にとても効果的なのでしょうか?

何故効果的なのかを納得できれば、この学習法を始めてみようと決心できるでしょう!

また、「英語・英会話を理解する仕組み」が分かれば、その仕組みに基づいて、何故効果的なのかを理解しやすくなるでしょう。

という訳で、次の記事では、「英語・英会話を理解する仕組み」を説明させていただきます。
⇒英語・英会話を理解する仕組みをわかりやすく解説

細かい事はどうでもよいから「音読トレーニング」「英作文トレーニング」の具体的な方法が知りたい!という方は、目次から、該当する記事を選んで読んで頂けたらと思います。
⇒目次

-学習を継続するために, 学習法